発表の流れ(構想その3:恐らく最終版)

研究テーマ:日本企業に置いてCSRメセナフィランソロピーはどのように定義づけられているかに関する研究

大きな流れ

1.用語説明
2.研究内容(1.言葉の定義 2.社会的責任・貢献の意義)
3.(フロアに興味を持ってもらう為の問いかけ)
 なぜ企業は"社会的な活動"をするの?<企業と社会は密接だ>
1)「会社は誰のもの」の説からー法人は社会を構成する市民であるから
2)"経済活動を行う為"という観点からー"健全な"社会の存在が必要不可欠
4.研究方法
 研究内容2にあたる「企業が社会的責任を果たす意義」は諸説あるが、実際には殆どの日本企業が行っている現状。現状を調査することで「研究内容1、2」を明確にしていく。

1,用語説明
CSR:企業の社会的責任
メセナ:営利を目的としない文化芸術支援
フィランソロピー:社会貢献活動

2.研究内容
先ほどの用語説明では、分かるようで分からないもの。何が分からないかというと主に2点。
1.言葉の定義:この用語説明では3つの用語の明確な違いが分からない。似ているが同じではない、けれど別物ではない。
2.なぜ企業が社会的責任を果たしたり、社会に貢献をする必要があるのかがわからない。

3.(2-2の流れで)企業はなぜ社会的な活動をするのか?それにはいくつかの議論があります。その中から主な2点を紹介します。議論に共通するテーマは<企業と社会は密接だ>ということ。
 1)企業は一体誰のものでしょうか?
 岩井克人氏の「会社は誰のものか」(平凡社)によると「会社は社会のものだ」と言います。ここでいう会社とは「法人企業」のこと。
   ・法人の概念は「モノ」である会社を法律上「ヒト」とすること。「ヒト」であるということは「企業は社会を構成する市民」なのだということ。市民社会の概念から市民の役割を考えると「自己利益でも法律によって課された義務以外の何かを追求する」のが市民。その「何か」が社会的責任であるということ。
 2)「経済活動は健全な社会がなければ成り立たない」→企業は健全な社会育成の為に貢献するべきだ、という考え。

4.研究方法
このように企業が社会的責任する目的に関する議論は諸説あるが、日本の殆どの企業がこのような活動を行っている。
現状を調査することで現在不明瞭なCSRメセナフィランソロピーという言葉の意味や背景を明らかにする。
対象とする企業は東証一部上場企業で業種が違う5社(トヨタ・アサヒ・松下・大阪ガス資生堂)を調査。まずこの5社を調査することから始める。

…このような流れで行く予定。