反省点等

本日はゼミの発表日。
今日の段階でプロポーザルに記した要点は以下。

研究テーマ:日本企業においてCSRメセナフィランソロピーはどのように定義づけられているかに関する研究。

研究の意義:現在各用語の定義の境界線が曖昧。関連文献も書き手の出身によって取り上げる分野が偏っている為、全貌が掴みにくい。

先行研究:前例がないため先行研究は見当たらない。参考になるデータとして最近発表された「企業がメセナ活動とCSRとの関連をどう考えているか」のアンケートに「今後含める予定」を含めると83%にのぼる、ということを挙げた。

研究対象:業種の違う東証一部上場企業の中で、メセナ活動の関連で私が気になる企業を5社。(トヨタ・松下・大阪ガスアサヒビール資生堂

研究方法:時間と研究費が限られているため、主な情報源はHP。HPで社会貢献報告書がダウンロード可。カテゴリー分け、用語の定義を各企業別に見出し、分析。

仮説:探索型の研究の為、まだ仮説発見までには至っていない。ただ、今まで勉強してきた中で「企業は分野にとらわれず『企業市民』という概念をベースに社会貢献活動を行っている」という仮説を今後導く事が予想される。

期待される効果:現在曖昧なCSRメセナフィランソロピーの定義が明らかになる事が期待される。

研究計画:2005.10〜2006.01 以上の研究を進める。2005.02〜よりミクロ的な視点でメセナを研究。

<先生に褒められた点>
現段階での自分の考えを図で示した事。(ここには載せていないが)研究、プレゼンでも重要なことだそう。

<フロアからの指摘等>
CSRは海外とは全然違うものだと聞いたが?
 →先生曰く、CSRは日本の方が進んでいる?とか?
 →私の回答としては、視野には入れるが主たる目的は現在日本企業のCSR活動においてメセナがどの位置関係にあるかを知る事だということ。
・「企業市民」など、言葉がまずわからない
→回答はしたが、全くこの分野を知らない人に伝えるのは難しいと実感。そのあたりを自分でもっと理解して人に説明できるようにならなければと反省。

<プロポーザル提出日までに書き直すこと、注意する事>
・参考文献がある分野に偏ってしまっているという現状を、もっと問題点だとして取り上げてもいい。
・上記を受けて、自分自身も「メセナ」に偏った分析にならないように気をつける事。
・「メセナ」という言葉を初めて聞く人にも分かりやすく伝えられる様になること