8月5日ブルージュ

本日はブルージュを堪能した。朝食はホテルで。ブリュッセルのホテルとほぼ同じ。パンを自分で選べるくらい。あと、ゆで卵が増えた。「soft」で。食べ方に関しては相変わらず祖母に注意されながら。そんなこと言われてもゆで卵をナイフでたたいて割る習慣、経験したことないもの。その都度ため息がでそうになるが、今になると色々教えてもらえて良かったと思う。昔から旅を多く経験している祖母はかつて表彰されたこともあるらしく、新聞にコラムを掲載していたこともあるそうだ。そんな人の話を聞けることに感謝しなくては。
この日は雨がずっとしとしとと降っていたのでいつもより寒かった。まさか8月とは思えない。日本は今頃セミが大量に鳴いているのかと思うと、少しは気が楽になる。雨はほとんどが霧のような雨で、傘をさしている人は割と少ない。結構降っているなと感じるときで、傘の人が6割、フードが3割、気にしないひとが1割くらい、という印象を受けた。
広場まで向かう際、あまり見かけない濃いピンクの紫陽花がきれいな家の前を通った。すると小犬がこちらへ向かってきた。飼い主がむこうから名前を呼んでいる。4人のうち、その犬は私のところへ駆け寄った。なんとも嬉しかった。私の傍に愛犬がくっついてくれているのかな、と。飼い主の人が必死に呼ぶので、私がそちらへ向かって走っていくと犬もついてきた。家までつれて帰ると飼い主のご夫人にオランダ語で「ありがとう」と言われた。「こんにちは」だっけ。まぁいいや。この出来事は私の中で結構大きな思い出。
途中土産物屋さんに寄った。従姉妹たちがポストカードを買っていた。とにかく寒いので広場についたらcitytourバスに乗り込んだ。一人11ユーロ。子ども2人と大人2人のファミリーなら全員で30ユーロになる。「うちら無理かな?」とか冗談いいながらバスはブルージュをまわりはじめた。ヘッドフォンをつけ、それぞれ好きな言語を選ぶとその言語で機械がガイドをしてくれる。日本語もありわかりやすかった。50分ほどのツアーで、実は最後の方眠たかった。。ツアーが終わり、おりるときに家族だとアピールしたが、こどもは本当に小さい子どもを表すのだと言われたが、30ユーロでいいよと言ってもらえた。どうもありがとう。
おなかがすいたので昼食をピザハットで食べた。その後町を散策した。私はあまり買い物を目的としていなかったので特に見たい店などはなかったが、従姉妹1がとある店で足を止めた。なにせこの日寒かったので、一年ここにいるには温かい服が欲しい、とお洒落な上着を購入していてた。と、同時にやはり夏だし、とサンダルを購入していた。いいものが買えて本当に良かった。
すぐ近くの救世主大聖堂へいくと、なんと結婚式が行われていた。結婚式って関係ない人でも入れるのか、と驚いた。知らない二人であったが温かい気持ちになった。素敵だ。
また疲れたので、カフェでお茶をすることになった。この広場の周辺にはたくさんカフェがあったので逆に迷った。たまたま入った店は愉快な店員さんがいた。私はカプチーノをオーダー。甘いクリームがたっぷりのっていてこれは本当に美味しかった。行きの土産屋で祖母が購入していたクッキーをあけてたべていると「オイシイクッキー!」と店員さんが言ってきた。
その後どうするかあれこれ悩んだ末、翌日はオステンドにいくので、今日中に船に乗ることにした。雨が降っていたが、「乗る頃にはやむわよ」と祖母が言い切った。本当にやんだ。ブルージュをぐるりとまわる船。以前、イタリアのベニスでゴンドラに乗ったことがあるか、船はやっぱり楽しい。途中白鳥なんかも気持ち良さそうに泳いでいた。
晩ご飯はカフェをしたお店のすぐ横の店で。サラダや、コショウのソースのチキン、シェフのスキャンピなど。日本語のメニューがあった。一生懸命訳した感じが伝わってきておもしろい日本語がみられた。「すべてのメニューにポテトを給仕する。」など。
食べ終わってから少し歩いて帰った。途中すごくいい感じの野外ライブが執り行われていた。