アート(アーツ)マネジメントについて

ここしばらく色々考えて、先生に相談なんかもして、個人の研究テーマというか分野はアートマネジメントについて。地域活性化の面など、などなど、、色々本読んだり足のばしたりしながら、しっかり決めたいと思う。
アートマネジメント論の授業の教科書にもなっているこちらの本から。

小暮宣雄「アーツマネジメントみち」晃洋書房(2003)
p57
一言で言うと「節度」を社会に組み込むために文化は存在した。いまの「ファースト・ライフ」の社会から見れば、遅さと小ささに価値を与える、とても勇気のある「スロー・ライフ」活動を支えるのが、私たちがそう呼ぶべきもの、つまり「文化」ではないだろうか。
p59
アーツマネジメントの考察は「スロー・アーツ」領域に絞ってみた方がいいと思う。つまり、商業芸術は企業マーケティング研究で十分にカバーできるし、お習いごととして確立している伝統芸術や演奏家コンクール、ヒエラルキー型公募展に見られる家元的世界は、芸術フレーバーを持つ生涯学習として、社会教育の社会学が十分にカバーしてくれるはずだ。その政治力や経済力を思うと無視できない勢力ではあるが、スロー・アーツのように未知を創るものではないから、アーツマネジメント特有の課題は析出されない。

特別なことではない、誰もが主役になることのできる芸術活動。
地域を盛り上げるために有名人を呼んだりするような一過性のものではない。

まだわからないことだらけ。いろいろ調べようと思う。