2006.2.12大丸ミュージアム ルオー展

http://www.daimaru.co.jp/museum/schedule/kobe/

20世紀を代表する画家、ジョルジュ・ルオー(1871-1958)は黒く太い輪郭線と鮮やかな色彩を特徴とする独特の画風と、キリスト教を主題とした作品の数々によって知られています。ルオーは、敬虔なカトリック信者でしたが、その芸術も自身の信仰に裏打ちされた、同時代の人々に対する深い愛情に貫かれた作品が大半を占めており、見る者に深い感動を与えずにはいられません。鮮やかな色彩感覚と独特のタッチを見せる斬新な表現方法によるその作品は、絵画の革新と変革に明け暮れた前世紀のフランス絵画史の中にあって独自の存在感を示しています。
本展では質、量ともに世界有数の規模を誇る出光コレクションより、ステンドグラス職人として出発したルオーが国立美術学校で出会った恩師のギュスターヴ・モローの影響を乗り越え、独自の画風を展開し、画家としての積極的な活動を始めた1900年代初期の作品から、晩年の1950年代の作品までの各時期の油彩作品、約100点を紹介いたします。特に、キリスト最後の日々を描いた連作油彩画「受難」はコレクションの発端となったルオーの代表作で、今回64点すべてを一堂に紹介いたします。また、農村の光景の中に神の恩寵の光を描き出した「たそがれ あるいは イル・ド・フランス」やルオーが共感を寄せたサーカスの人々など、多彩な主題の作品を展示し、画業70年におよぶるオー芸術の神髄に迫る貴重な展覧会です。

出光コレクションによる
ルオー展
― 油彩作品を中心に ―

2006年2月8日(水)→20日(月)

●会期中無休
【入場時間】
午前10時→午後7時30分(午後8時閉場)
※最終日は午後4時30分まで(午後5時閉場)
【入場料<税込>】
一般900(700円)、大高生700円(500円)
中学生以下は無料。
障害者手帳(身体障害者手帳精神障害者保険福祉手帳、療育手帳、小児慢性疾患手帳、被爆者健康手帳)をご提示の方およびその介添えのための同伴者1名様まで無料。
※( )内はご優待料金です。前売・10名様以上の団体。
および大丸ポイント・エクセルカード、大丸友の会カード、ブライダルサークル会員証をお持ちの方。


※大丸Webサービスに該当する大丸のカードのご登録が必要です。
 
●主催:NHK神戸放送局NHKきんきメディアプラン、
     神戸新聞社
●協力:出光美術館

出光美術館学芸員
八波浩一氏によるギャラリートーク
日時:2月8日(水)午前11時〜、午後2時〜の2回
    (各回とも約30分の予定)
場所:大丸ミュージアムKOBE会場内
※ご参加いただくには、展覧会ご入場券が必要です。