松下電器

CSR活動を大きく「環境活動」「社会活動」に分けてあるのが特徴。

松下電器産業株式会社のHP(http://panasonic.co.jp/)へいく。
TOPページに「環境活動」と「社会活動」と書かれてある。
CSRについての考え方は同TOPページの「松下電器について」>「企業理念/CSR」に記載されている。

☆「企業理念/CSR>「社会的責任(CSR)」(http://panasonic.co.jp/csr/index.html)

CSRとは、企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility)の意味で、その概念は、企業が法令順守にととまらず、社会に利するような形で自主的に環境や社会に関する問題に対してバランスのとれたアプローチを行い事業を成功させることです。
松下電器では、CSRを「経営理念に基づき、当社の経済的・社会的・環境的活動をグローバルな視点で再点検し、その説明責任を果たし企業価値を高める」という考え方で推進していきます。

※経営理念(綱領)
産業人タルノ本分ニ徹シ
社会生活ノ改善ト向上ヲ図リ
世界文化ノ進展ニ
寄与センコトヲ期ス

松下電器の使命とは、生産・販売活動を通じて社会生活の改善と向上を図り、世界文化の進展に寄与すること

※松下にとってのCSR
経営理念(綱領)(信条)(遵奉すべき精神)

行動基準

グループ各社及び社員一人ひとりの実践

松下電器が取り組む具体的なCSRhttp://panasonic.co.jp/csr/csr02.html
松下電器では、CSRの主要な構成要素を「環境」「公正な事業活動」等の8要素と考え、それぞれについて、「ガバナンス(企業統治)」「倫理・法令順守」等、8つの共通な視点で取組む必要があると考えています。これらの要素や視点は社会の要請を受けて適宜変更していくことが考えられます
(共通的な視点)
1.ガバナンス(企業統治
2.グローバル&グループ
3.倫理・法令順守
4.リスクマネジメント
5.サプライチェーン
6.ブランドマネジメント
7.情報開示
8.公益貢献etc

(主要な構成要素)
1.環境
2.公正な事業活動
3.労働・人権・安全衛生
4.情報セキュリティ
5.企業市民活動
6.品質
7.CS(お客様対応)
8.ユーザビリティ(使いやすさ)etc

ではメインのメセナについて…
☆社会活動>社会貢献活動

企業は社会によって支えられ、社会に貢献するために存在する"公器"であるという考えは松下電器の企業理念の根源です。人々の生活を豊かに、心からご満足いただけるよう産業人としての努めを果たす一方、私たちは企業市民として、健全な社会づくりのお役に立つための努力をしています。

社会貢献活動は大きく6つのカテゴリーに分けられている。
1.芸術文化
2.共生社会
3.NPO支援
4.教育・学術顕彰
5.地球環境
6.国内・海外の事業場での取り組み

「芸術・文化」に関わる社会貢献活動がメセナだとするとこの中の「芸術文化」「NPO支援」あたりを「メセナ活動」と解釈する事が可能。しかし近年の傾向では教育や環境まで定義が広げられているので、この6つのカテゴリーすべてが松下のメセナ活動と考えていいだろう、と思う。逆に松下という企業がこのように分類していることで、メセナの範囲が広がっているという事がわかる。

ちなみに、松下電器の社会貢献活動報告書(pdf版・全20ページ)のダウンロードが可能。

松下のメセナ活動では「シェイクスピアの劇支援」は1993年度メセナ大賞、メセナアワード2004では「児童文化賞」を受賞している。