8月1日 関空出発

思ったより時間がなく、1年日本を離れる従姉妹(1)も家族との暫しのお別れの余韻に浸る間もなく搭乗した。しかし、どっかからの乗り換えてくる飛行機を利用している団体客を待つ為に結局1時間程待つことになった。スキポールから殆ど余裕なくブリュッセル行きに乗り換えることになっていたのでどうなるねんって言っていたが、なんとかなる気がしてた。
長時間の飛行はとにかく疲れるので隣の席になった従姉妹(1)と機内を散歩していた。その際、たしかフランス人と言っていたのか、フランスから来たのか忘れたけれど黒人さん二人に話しかけられたので、通じているのかいないのかわからないがかれこれ1時間程しゃべっていた。旅行ってやっぱり楽しいな、なんて感じつつ。結局到着は予定より遅れていた。81歳の祖母を励ましつつ猛ダッシュで広いスキポール空港内を駆け抜けて乗り換えのゲートまで着いたが、明らかにもぬけのからだった。時間は間に合っていたはずなのに。誰かの乗り換えを待っていたから遅れたのに、自分たちの乗り換えには間に合わず置いていかれたというなんとも腑に落ちないこの状況。その場にいたKLMのユニフォームを着た女性たちに「It's OK」なんて言われたけど何がオッケーなのか。とりあえずダッシュしてきた道のりを戻り、従姉妹(1)が頑張ってくれ次の便に乗れるように手配できた。KLMからもらったお詫びの印という割引券で軽食をとり、次の便を待った。心配なのは荷物がきちんと届いているか。搭乗の時間になってもいっこうに搭乗できず、「またか」という感じであった。はっきり記憶してないが30分くらいは遅れた離陸であったが、予想以上に早く着いた。だから着陸に向かっているとき、なんかトラブルがあって緊急着陸でもしてるんじゃないだろうかと疑う程であった。荷物も無事あり、祖母の分も孫3人で協力して荷物をタクシー乗り場まで運んだ。ワゴンのタクシーがあったのでそれに乗り込んでホテルへ向かった。ホテルの住所を見せて知っているか尋ねると知っていると言っていたのに、カーナビをセットしていた。本当に知っているのかい。カーナビは真っ黒の画面に明るい色で道等が記されていた。日本製にはない色合わせだと思った。カーナビはフランス語を話し、去年一応フランス語を選択していたので「Tournez a gauche」くらいは聞き取れた。しかし明らかにホテルが近くにあるあたりで何度も同じところをぐるぐる回っている。彼も混乱しているようだったが、結局そのホテルがグランプラス内にあるので、車の乗り入れはできないということだった。本当に気付いていなかったのか、と疑いたくもなる。私が記憶しているのが正しければ、メーターに表示されていたより2ユーロ程多めに請求されたような気がするからだ。とにもかくにも無事到着した。何処もかしこも石畳なのでちょっとの距離と言えども、スーツケースの移動が大変だった。ホテルはグランプラスに面しており、立地条件が最高にいい。部屋は二人部屋を二つとっていたが、滅多に会えないいとこ同士であるし、祖母も楽だろうから、二人部屋に無理矢理スペアベッドを入れてもらった。せまくなったが特に問題はない。疲れたのでこの日はそのまま就寝した。部屋からライトアップが見れる。素敵だ。