2005年8月31日 金沢21世紀美術館

本当に行きたかったところ。嬉しかった。「まちに開かれた公園のような美術館」が建築のテーマ。実際入り口も地下を入れて5カ所くらいあるという珍しい作り。外の芝生にもアートの遊具(?)があって自由に入れる。パンフレットを引用すると、「世界の『現在(いま)』とともに生きる美術館」「まちに活き、市民とつくる、参画交流型の美術館」「地域の伝統を未来につなげ、世界に開く美術館」「子どもたちとともに、成長する美術館」を目標としている。この日はほとんどの展示が準備中で見ることが出来なかった。コレクション展が見れた。事前にミュージアム・リンクパスという地中美術館森美術館、そして21世紀美術館の3つを1年以内に行くとグッズがもらえるという仕組みがあることを知っていたので、受付で頼んで貰った。どうしても他の二つに行きたい。地中美術館にこの夏中に行きたいが、スケジュール的にきつそうだ。森美術館は1年前に行ったけれど、、先日ゼミで日帰りで東京に行った際にも行けば良かった。台風さえなければ行きたかった。
強化ガラスに水を張ったプールの水面の上と下(上からは水中のように見える)で出会うことの出来るでスイミングプールは上方からは見れたが、下には行けなかったので残念。
コレクション展。現代アートってわからないことがほとんどなのでなんだか不思議な気分になってくる。なんか落ち込んでしまうというか。アニッシュ・カブーアの世界の起源は一人でそこにいたら吸い込まれてしまって怖くなってくる。一人ではなかったから良かったけれど。解説によると青い色が闇をつくり出しているよう。そんな気分を払拭できたのはかなり楽しい滑り台!靴を脱いで、摩擦を防ぐために麻のような素材の布をまとい、階段をのぼっては滑っていく。思ったよりもスピードがでる。「楽しい」を連呼。空色に雲のペインティングの大人も子どもに戻って大はしゃぎの滑り台だ。
空が作品の一部になっているジェームズ・タレルのブルー・プラネット・スカイは他の人が居なかったのでぼーっと眺めて座っていた。座ると言えば、ここは結構椅子が色々面白い。色々な種類があるので見て欲しい。あと、油圧式のエレベーターが不思議な感覚に襲われて楽しい。
トイレはもちろん綺麗だし、託児室があったり、ライブラリーがあったり設備も整っている。ミュージアムショップは円形でぐるりとまわりながら見ていく。ミュージアムショップはいつも何か無駄に買いたくなる。今回は21世紀美術館の外観がわかるものと、スイミングプールの写真のポストカード、展示されているものではないが、気に入ったアンディウォーホルのポストカードを購入。ミュージアムカフェもすごく好きな空間なので、お茶しに入った。美術館全体がそうだが、白を基調にしており、ガラスで外が見渡せてとても綺麗であった。