2006年5月13日天保山サントリーミュージアムシャガール展

会期: 2006年4月29日(土)〜6月25日(日)
開館時間: 10:30〜19:30(最終入場は19:00まで)
休館日: 毎週月曜日
入場料
大人 1,000円(900円)
高・大学生 700円(630円)
小・中学生 500円
シニア(60歳以上) 700円
( )内の料金は、特別鑑賞券になります。
電子チケットぴあ(Pコード:686-526)、ローソンチケット(Lコード:56958)ほか主要プレイガイド、コンビニ、イープラスなどで発売中です。
身体障害者手帳をお持ちの方とその付添者1名は当日料金の半額。

1887年、白ロシアのヴィテブスクでユダヤ人の一家に生まれたマルク・シャガールは、20世紀初頭のパリでその才能を開花させ、エコール・ド・パリの代表的な画家として活躍しました。一時ロシアに戻り、革命期の混乱に振り回されて再びパリに出て来ましたが、第二次大戦が始まると、今度はナチスの迫害から逃れるためにアメリカに渡ります。戦後パリに戻って、晩年は南仏を拠点に制作を続けました。時代の波に翻弄されたシャガールですが、その創作意欲は1985年に97歳で亡くなるまで非常に旺盛で、数多くの作品を残しました。
恋人たちが宙に浮かび、動物が音楽を奏で、天と地が逆転し、いろいろな土地の風景がひとつの画面に混在する。シャガールの描いた世界は、私たちの想像力をはるかに超えた幻想性に満ちています。本展では、シャガール芸術の特質を浮かび上がらせるために、その作品を、「生と死」「聖なる世界」「愛の歓び」「サーカス」「自画像」という、シャガールが繰り返し描いた5つのテーマに分類して展示します。最初期から晩年に到るまでの、油彩画と水彩画27点、版画100点により、シャガール芸術の軌跡をたどり、その魅力を味わう絶好の機会となることでしょう。