2005年7月30日(土)〜ORIENTAL JAZZ AVENUE〜イッセー尾形の『びーめん生活』

会場:新神戸オリエンタル劇場 日程:2005年7月27日(水)〜30日(土)
 30日:JAZZの人(岡田勉(B)くろだ・あつし(Dr)後藤浩二(P))feat.野力奏一(key)の豪華演奏とイッセー一人芝居。新ネタの数々がスイングする! 時間:開場18:00/開演19:00  料金:全席指定\5000
主催:森田オフィス 共催:新神戸オリエンタル劇場 企画・制作:森田オフィス/イッセー尾形・ら(株)

行くきっかけは、以前両親が行って絶賛していたので。仕事で行けないことを悔やんでいる父に代わって行こうと思った。母と共に。事前に情報は特に取得せず。
私は対象となるものをほぼ100%近く熟知していないと、そのことに関して語ったりするのは気が引けてしまうタイプである。実際100%熟知しているものなどひとつもないのだけれど。コアなファンが多い印象で、ほとんどイッセー尾形さんに関して無知だった為、あまり知らなくてすみませんという気持ちで観ていた。
開演と同時にJAZZの演奏が心地よく響き始め、暫くすると5人の子持ちのおっさんに扮したイッセー尾形が登場。それにしても一人芝居ってすごい。カツラや衣装以外は全く小道具もないし、舞台セットだってないのに、いつのまにか浜辺が見えてきて、あちこちに子どもが走り出す。5人の子どもの流れが見えてしまう演技力って。コントのように爆笑があちらこちらから溢れ出す。芸人のコントなら、あくまでも芸人がコントをしているように見えるのだけれど、これは違う。イッセー尾形さんが、完全に貧乏子だくさんのろくでなし親父にしか見えなくなってくる。芝居がオチまでいき、照明が落とされると、またJAZZが流れ出す。すると舞台の端で次の芝居の主役に変わるため生着替えが始まる。その時だけはイッセー尾形さんに見えるのだ。
その他、キャバレーの自信過剰な売れない男性歌手、定番だそうだが歌姫というキャラクターに扮していた。「彼ら」の歌うJAZZは昭和の香りが漂い、歌詞にでてくる言葉の香りも大好きな雰囲気であった。もちろん歌もおもしろいものであった。
芝居に行くことは最近ではほとんどない。美術に限らず色んなアートに触れることを今年の夏の目標とする。